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カルデラの一覧(日本)(カルデラのいちらん(にほん))は、日本のカルデラの不完全なリストである。 ここでは、日本のカルデラについて北から順に解説する。カルデラは、山中の湖や開けた湾などの風光明媚な地形を造り、マグマの熱はたくさんの温泉を湧出させるため、景勝地や観光地になっているものも少なくない。なお、一覧には火口地形として知られているもののほか、構造からカルデラとしているもの、凹地の成因の1つにカルデラ説があるもの、陥没カルデラを形成したと思われる地形、浸食により現在はカルデラ地形が明らかでないものも含む。また、領土問題が発生している地域も含む(北方領土は最下)。 == 北海道地方 == File:Kussharo Caldera & Mashu Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|屈斜路カルデラ(左)と摩周カルデラ(右) File:Taisetsu Volcano Group Relief Map (B), SRTM-1.jpg|御鉢平カルデラ(大雪山) File:Akan Caldera Relief Map, SRTM.jpg|阿寒カルデラ File:Tokachi Mitsumata Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|十勝三股カルデラ File:Akaigawa Caldera & Yoichigawa Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|赤井川カルデラ(内)と余市川カルデラ(外) File:Shikotsu Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|支笏カルデラ File:Kuttara Volcano Relief Map, SRTM-1.jpg|倶多楽カルデラ File:Lake Tōya 3D 2012.jpg|洞爺カルデラ File:Horonaigawa Caldera Relief Map, SRTM-1q.jpg|幌内川カルデラ File:Nigorigawa Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|濁川カルデラ ; 白滝カルデラ(しらたきカルデラ) : 北海道紋別郡遠軽町にある直径約5kmのカルデラ。約220万年前の白滝溶結凝灰岩を噴出した噴火で形成された。また、約270万年前にこのカルデラの北東側に隣接して幌加湧別カルデラが形成されていた。 ; カスシナイカルデラ : 標津郡標津町の斜里岳東側山麓にあるカルデラ。約220万年前の噴火で形成された。 ; 屈斜路カルデラ(くっしゃろカルデラ) : 直径約20×26kmの日本最大のカルデラ。約半分は屈斜路湖となっているが、南東縁の成層火山頂上に摩周カルデラ(約7千年前)、さらにその縁にカムイヌプリ火口と、三重の火山を見ることができる。また、屈斜路湖と摩周湖の間にもアトサヌプリ(硫黄山)などの火山活動があり、湖岸や周辺地域に多数の温泉を有している。 ; 御鉢平カルデラ(おはちだいらカルデラ) : 大雪山系の中央付近にある。約3万年前の噴火で形成された。この時の噴出物は層雲峡の付近で厚さ200mにも達し、現在では巨大な柱状節理を見る事が出来る。なお、この御鉢平カルデラの中心部の底部には、有毒温泉という温泉があり、温泉とともに強力な毒性を持つ硫化水素の火山ガスが噴出しているため、カルデラ内部への立ち入りは禁止となっている。 ; 阿寒カルデラ(あかんカルデラ) : 直径約24×13kmの楕円形のカルデラ。約140万年前からの噴火で形成されており、複雑な構造となっている。カルデラ縁西側は不明確になっている。後カルデラ火山として西から阿寒富士、雌阿寒岳、フップシ岳、フレベツ岳、雄阿寒岳などがあり、カルデラ湖としてオンネトー、阿寒湖、パンケトー、ペンケトーがある。 ; 十勝三股カルデラ(とかちみつまたカルデラ) : 大雪山の南東約25kmにある直径約14×10kmのカルデラ。約50万年前の噴火で形成されたとみられ、その際無加火砕流や芽登火砕流などを噴出した。 ; 十勝カルデラ(とかちカルデラ) : 十勝岳、富良野岳、美瑛岳付近にあるカルデラ。約190万年前の美瑛火砕流、約110万年前の十勝火砕流を噴出した噴火で形成された。現在はカルデラ縁は上川郡美瑛町白金付近の北西部を除き不明確となっている。 ; 赤井川カルデラ(あかいがわカルデラ) : 約170~140万年前の火山活動により形成されたカルデラ。@字状の二重カルデラになっており、内側が赤井川カルデラ、外側が余市川カルデラとなっている。 ; 支笏カルデラ(しこつカルデラ) : カルデラ形成後、その縁に形成された恵庭岳と風不死岳により、くびれた形になったカルデラ湖。樽前山は支笏カルデラに付随した火山である。約4万年前の噴火では火砕流を100km3も噴出した。 ; 倶多楽カルデラ(くったらカルデラ) : 直径3km、小型、円形のカルデラ湖。約4万年前の噴火で形成された。付近に登別温泉がある。 ; 洞爺カルデラ(とうやカルデラ) : 典型的な中央火口丘をもつカルデラ湖で、約11万年前に噴火し、噴出物は北海道の全域および東北地方に及んだ。南側の有珠山や昭和新山は洞爺カルデラに付随した火山である。 ; 幌内川カルデラ(ほろないがわカルデラ) : 奥尻島北部にある直径約2×1.5kmのカルデラ。後カルデラ火山として勝澗山がある。 ; 濁川カルデラ(にごりがわカルデラ) : 北海道森町にある直径約2kmの濁川形カルデラ。約1万5千年前の噴火で形成された。濁川型カルデラの由来にもなっている。 ; 銭亀沢カルデラ(ぜにがめざわカルデラ) : 函館空港の南の沖合約2kmにある直径約2kmのカルデラ。4万1千年前の噴火によって形成された。 == 東北地方 == File:Mount Osorezan Relief Map, SRTM-1.jpg|宇曽利カルデラ File:Nodai Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|野平カルデラ File:Kita Hakkoda Volcano Group & Minami Hakkoda Volcano Group & Hakkoda Caldera SRTM-1.jpg|八甲田カルデラ(右上) File:Okiura Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|沖浦カルデラ File:Ikarigaseki Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|碇ヶ関カルデラ File:Towada Caldera 3D 2012.jpg|十和田カルデラ File:Mount Iwate Relief Map, SRTM.jpg|西岩手カルデラ(岩手山) File:Akita-Komagatake Volcano Relief Map, SRTM-1.jpg|秋田駒ヶ岳カルデラ(中央右) File:Tazawako Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|田沢カルデラ File:Hijiori Caldera Relief Map, SRTM.jpg|肘折カルデラ File:Onikoube Caldera Relief Map, SRTM.jpg|鬼首カルデラ File:Naruko Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|鳴子カルデラ File:Mukaimachi Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|向町カルデラ File:Aerial photo of Okama, the crater lake of Mt. Zaō in 1976.jpg|馬の背カルデラ(蔵王山) File:Mount Nekomagadake Relief Map, SRTM-1.jpg|雄国沼カルデラ File:Numazawa Volcano Relief Map, SRTM-1.jpg|沼沢カルデラ File:Sunagohara Caldera Relief Map, SRTM-1.jpg|砂子原カルデラ ; 大畑カルデラ(おおはたカルデラ) : 青森県むつ市にあるカルデラ。約300万~185万年前に噴火。 ; 宇曽利カルデラ(うそりカルデラ) : 青森県むつ市にある約27万年前の噴火によって形成された直径約5kmのカルデラ。カルデラ内には宇曽利湖がある。 ; 野平カルデラ(のだいカルデラ) : 青森県むつ市にあるカルデラ。約190万年前に噴火。 ; 八甲田カルデラ(はっこうだカルデラ) : 八甲田山を中心に広がるカルデラ。カルデラ北側は盆地となっている。約65万年前と40万年前の噴火で形成され、八甲田山、大岳などを形成している北八甲田火山群は八甲田カルデラの後カルデラ火山である。櫛ヶ峯などを形成している南八甲田火山群は先カルデラ火山。 ; 沖浦カルデラ(おきうらカルデラ) : 約150万年前に形成された直径約15kmのカルデラ。後カルデラ火山として毛無山などがある。現在は侵食が進んでいる。 ; 碇ヶ関カルデラ(いかりがせきカルデラ) : 青森県平川市と南津軽郡大鰐町にあるカルデラ。約200万~189万年前の虹貝凝灰岩などを噴出した噴火で形成された。中央火口丘として阿闍羅山がある。 ; 十和田カルデラ(とわだカルデラ) : 四角形のカルデラ湖の南東側に小カルデラ(中湖)をもつ二重カルデラ湖。55万年前の以後に3回噴火した。いずれも火砕流を発生し、その影響による火砕流台地が青森県の各地に残っている。 ; 玉川カルデラ(たまがわカルデラ) : 秋田県仙北市にある直径10×10kmの四角形のカルデラ。約200万年前に古玉川溶結凝灰岩、約100万年前に玉川溶結凝灰岩を噴出させた。現在はカルデラ内に秋田焼山が形成されている。 ; 田代平カルデラ(たしろたいカルデラ) : 七時雨山。約110万~90万年前の火山活動により形成された。 ; 西岩手カルデラ(にしいわてカルデラ) : 岩手山の西側にある直径約2×1.3kmの北西開きの馬蹄形カルデラ。約6万年前の火山活動により形成された。カルデラ中央部には御苗代湖がある。また、岩手山頂付近でも約7千年前に山体崩壊を起こし、直径約1×1.5kmの東開きの馬蹄形カルデラを形成した(東岩手カルデラ)が、現在は火山活動により埋め尽くされ、カルデラ南端が不動平として残っているのみである。 ; 秋田駒ヶ岳カルデラ(あきたこまがたけカルデラ) : 秋田駒ヶ岳にある直径約2×3kmの楕円型のカルデラ。笹森山側には直径約1kmの北部カルデラがあり、こちらは南部カルデラと呼ばれる。約1万3000年前の噴火により形成された。カルデラ内には中央火口丘として女岳、小岳がある。 ; 田沢カルデラ(たざわカルデラ) : 秋田県仙北市にあるカルデラ。180万年前~140万年前の噴火によって形成されたカルデラという説があるが、詳しい成因は分かってない。カルデラ内には田沢湖がある。 ; 肘折カルデラ(ひじおりカルデラ) : 山形県の最上郡大蔵村にある直径約2kmのカルデラ。約1万2000年前の噴火活動によって形成された。カルデラ内には肘折温泉がある。 ; 鬼首カルデラ(おにこうべカルデラ) : 宮城県大崎市にある直径約13kmのカルデラ。約30万~20万年前の池月凝灰岩を噴出した噴火で形成された。 ; 鳴子カルデラ(なるこカルデラ) : 宮城県大崎市にある約7万3千年前と約4万5千年前の活動によって形成された直径約7kmのカルデラ。カルデラ内には多数の火口があり、鳴子火山群を形成している。 ; 向町カルデラ(むかいまちカルデラ) : 山形県最上郡最上町にある、約80万年前の噴火で形成されたカルデラ。後カルデラ活動によって糠塚山、明神山が形成された。 ; 赤倉カルデラ(あかくらカルデラ) : 宮城県大崎市と山形県最上郡最上町にある直径10×9kmのカルデラ。約300万~200万年前の噴火で形成された。後カルデラ火山として奥羽山がある。 ; 七ツ森カルデラ(ななつもりカルデラ) : 宮城県黒川郡大和町にある直径約6kmの楕円形のカルデラ。約250~160万年前の宮床凝灰岩を噴出した噴火によって形成された。外輪山として赤崩山などがある。 ; 青麻カルデラ(あおそカルデラ) : 宮城県刈田郡蔵王町にある直径約2.5kmのカルデラ。約40~30万年前の噴火で形成された。中央火口丘として青麻山がある。 ; 馬の背カルデラ : 蔵王連峰にあるカルデラ。東に開いたC形の外輪山の中に、中央火口丘の「五色岳」、隣接して火口湖の御釜がある。 ; 雄国沼カルデラ(おぐにぬまカルデラ) : 福島県北塩原村にある直径約3kmのカルデラ。約100万~80万年前に形成された。北東に開いており、外輪山として猫魔ヶ岳、古城ヶ峰、雄国山などがある。カルデラ湖として雄国沼がある。 ; 沼沢カルデラ(ぬまざわカルデラ) : 福島県会津地方の西部にある沼沢湖は直径約2kmのカルデラ湖で、約5400年前の噴火で形成された。約4.5万年前にもほぼ同じ場所で大規模な噴火があり、これは現在上井草カルデラとして外輪山が残る。沼沢火山はこのカルデラの中央部におきた新規活動と見ることもできる。 ; 砂子原カルデラ(すなごはらカルデラ) : 福島県柳津町、三島町にまたがる直径約2kmの濁川形カルデラ。約27万~25万年前の噴火で形成された。後カルデラ火山として湯ノ岳がある。また、カルデラ内には西山温泉がある。 ; 桧和田カルデラ(ひわだカルデラ) : 福島県大沼郡会津美里町にあるカルデラ。約300万~260万年前の仏沢火砕流を噴出した噴火で形成された。 ; 塔のへつりカルデラ(とうのへつりカルデラ) : 福島県下郷町付近に広がる直径17×10kmのカルデラ。約130万~120万年前に形成され白河火砕流を噴出した。また、同時期には塔のへつりカルデラに対して北側で小野カルデラ(約140万年前)、西側で成岡カルデラ(約110万年前)が隣接して形成された。後カルデラ火山として二岐山がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カルデラの一覧 (日本)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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